富山から飛行機の１時間弱。




景色がすごかった。




一番前の席の窓側。



新しく買ったiPodを聞きながら、首が痛くなるほど窓にへばりついて外の景色を見入った。





飛行機内の光が、ガラスに反射して見にくくならないよーに、両方の手のひらで顔のサイドを覆って、額をガラスにピタッとくっつけて見てた。




周りから見たら怪しかったと思う。



野球とかで小さい頃から飛行機はよく乗ってたけど、初めてあんなまじまじと景色を見た。




冬の空の景色は良かった。



夕暮れに照らされた建物がどんどん小さくなった。





薄い雲で一瞬景色が見にくくなった。




そしたら




もぅ１つの世界があった。





じーちゃんの田舎、宮古島で初めてスキューバをやった時と同じ感じだった。



『ぅわ～(゜。゜)』



って。






俺の真ん中に横に一直線の、


紺、緑、オレンジ、ピンク色が密集した細い地平線がズァーっと横一線にあった。





ふわふわ柔らかい白い雲の海の上に。






果てしなく続いてた。





太陽と逆走してるのが分かった。





後ろに流れる景色のほうが明るかったから。




『あら？太陽追いかけたら永遠に今日なのかな？』



なんてくだらない事を考えた。





そんな事を考えてたら、目の前にある地平線が、みるみる濃い赤色になっていった。






本当に神秘的だった。






『ぅ～ゎ～(゜Д゜)』






と思ってたら。




遠くに煙突が見えた。






富士山だった。







iPodの曲は、歌手、ジャンルメチャクチャの順番に入ってる。



そのiPodの曲がｍーｆlｏの『let go』からケツメイシの『涙』になった。





なんかウルっときた。
(;_;)





しばらくすると白い雲の海の上に、１つだけ、でっかーい鳥の形をした灰色の習字で書いたような雲が出てきた。




富士山めがけてその鳥は飛んでた。






３回目の。


『ぅわ～(゜Д゜)』





iPodの曲はソルジャの『ここにいるよ』突入。







またしばらくしたら、再び雲で一瞬景色が見にくくなった。
(雲を貫通して下降中)





しばらくしたら白い海が黒い海んなった。






空の上の空は紺色だったのに空の下の空は真っ暗だった。





白いふわふわ雲の下側は黒かった。






オセロみたいな雲だなぁ(゜Д゜)と見上げてた。



ら、



下をよく見たら黒い海に光る星がちらほらあった。





空が黒いから本当に星が落ちてるみたいで、そこで逆立ちができたらしてみたかった。





上下逆んなっとる。






曲はインフィニティーの『DREAM LOVER』 突入。




２、３分しばらくしたら都内の上にいるのが分かった。






落ちてる星が急に増えだしたから。






右手でバッチグーの手にして覗いたら、その星がみんな、オイラの人差し指と親指が描く円の中にスッポリ入った。





『小さいなぁ～(゜Д゜)』




て思った。







それを最後に






１０分寝た。







ガガーっ




と着陸した音で起きて、ダッシュでスタジオ入って。






今帰宅。






みたいな。







明日も朝一からドラマ頑張りやーっすヾ(^▽^)ノ




みんなも頑張んべっ☆
(^-^)v