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好子ママへ。

2011
みなさんコメントで沢山ご心配かけてすいません。




本当は自分の身内や知り合いの方との別れがあっても、極力書かないようにしようとしてたケド、


今までここ(ブログ)や番組ででも言ってたからね





みんな知ってるか。。





と思い書きます。







若い子でママを知らない人は亡くなっても頭や心に覚えといてください。







田中好子ママ。







オイラが唯一この世界で『ママ』と呼ぶ人です。





1回親子役をしてから、たくさんテレビに出る前から世話んなってた本当にオイラのママでした。






昨日のライブの後、写真撮影や打ち合わせなどが終わり、車に乗り携帯を開くと。



なぜか沢山ある不在着信、留守電、メール、そしてみんなのコメントで知り、確信し、ジワジワ鼓動が早まりました。







携帯をたたみ、しばらく手が震えて時が止まりました。








被災地の事、ライブの事、決まっている仕事、次から次へ仕事、作らなきゃいけない物に覚えなきゃいけない事、



たくさんの仲間やクルーやスタッフや家族の抱えてる1つ1つに、


その日その時に、みんなとメシとかを食う時間以外は



やる事、やるべき事、してあげたい事がマジでありすぎて切り替え切り替えしても、




無い頭と頼りないオイラの背中に、また突きつけられた今回訃報は、




正直



『‥もぅ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ウソでしょ。。』




しか声に出ませんでした。




いつも表面張力ギリギリ保ってた、満杯のコップの水が溢れ出て。






いろんな事を思い出して。






1人でいるとヤバいから、そのまま予定してたみんなで遅い遅い夜ご飯の場に行ったけど、しばらくして





『おし!(^-^)今日はやっぱり帰ろかな(笑)次もまた気合い入れてよろしくね!』


なんつってあんまりいれなかった。






好子ママに


『もっと食べなさい』



て言われるんだろーな。てまた思い出して。






本当によく食べさせるママでした。



心配性なママでした。




全然知らないスタッフさんにまで


『うちの息子が次のクールで行くから、いつもおにぎり作っておいてあげて!あの子料理できないから!』


なんてオイラが行くスタジオの人にまでお願いしてたり。



子供がいなかったから本当にこんなオイラを


『可愛い可愛い』て頭ナデナデして



『恥ずかしいからやめろよ(笑)』て振り払ったり。





ママの旦那さんともご飯食べたり。



将来の夢や、いつか旅行行こうとか、最近ハマッてる絵の話をしてくれたり。






そんなこんなでしばらくするとバカ息子のオイラは、ドラマが1つ1つ決まりだした。



ママはそれを見てはメールをくれ親バカみたいに誉めてくれた。







バラエティーもたくさん出続けるようになってしばらくしてオイラ。






実はママに


『もぅやめたい。もぅ十分やったと自分で思えるもん。』




て情けないけど、真剣に言った事があった。





『俺こんなんになりたかったんじゃねー。


笑って楽しんでくれる人達の分、大事な人達に迷惑とか心配かけて、どこの誰だか知らねーやつにバカにされて、ある事ねー事言われて。




自由も寝る時間も太陽見る事もできなくて、コンビニも、公衆便所も行けねー立ちションも。






で、唯一自由な現場やスタッフはみんな、期待してるぞ♪て背中叩かれて。





なんなのこれ?俺自覚ないかもしんないけど本当に全然普通でいいんだ!!』




て。







そしたらママは優しく笑って



『フフ♪それはね、ゆーすけの使命なのよ?』






て言われて


『んな使命いらねーわ』




なんて無責任な事を言った。







でもなんかそれで吹っ切れた。






そっから偶然か必然か、ママと同じ3人組ができ。




だからその状況だけに余計心配させたし泣かせたかもしれない。




ママがカラオケでキャンディーズを歌ってくれた事もある。






キャンディーズを知らなかったオイラは



『え!?この歌ってママ達のなの!?』



とかカラオケの映像に流れるママに



『わっ(>▽<)本当だ!!若ぇー!!』




てハシャイだらママは可愛く踊りながら歌った。







だから、

「ぜひ『上地雄輔物語』をドラマにしたい!」


て局の方からお話を頂いた時、オイラの唯一のお願いは。




『僕のお母さんは絶対に何があっても田中好子ママで(^-^)それだけです。』






だった。








その前に読んでくれていたママは、本当に本当に喜んで電話もすぐくれた。







ママとご飯を食べてるといつもママが先に酔う(笑)



前にブログにも載せたかもしれないけど、ママがやってたちゅらさんの子供役の俳優陣を聞いたら、みんな知り合いだった事に気付いて電話して呼び



ゴリさん


山田孝之


国仲涼子


山田優



のみんな集まった時も酔っぱらってニコニコニコニコ可愛いらしく、でも少しお上品に



『あ~幸せ~♪あ~幸せ~♪』


なんて寄りかかりながら、ずっと言ってた。






いつも可愛いらしい笑顔をくれるママ。



どこで会ってもニコニコ、ナデナデ幸せ幸せ♪言うママ。



危なっかしい息子を心配し支えてくれたママ。



病気の詳しい事を決して自分から見せたり言わなかったママ。



『目が悪いからやって♪』

て渡されたママの携帯の待ち受けがチラっと見えた時、画面いっぱいオイラだったママ






ママ。







本当にこんな息子でごめんね。




なんか‥





本当に『ありがとう』より何百倍も『ごめん』しか出てこねーよ。



もっともっといろんな事したかったし、してやりたかったし、見せたかった。








そんなママがカツラをかぶり出して



『なんでカツラなんてかぶんだよ(-。-)?ママは普通の髪型の方がいいよ(^-^)』



だなんて。





本当に最低だ。







今考えたら‥病気で。そーゆー事だったんだ。。







そんな時でもママは優しくいっぱい笑ってカツラの髪の毛イジリながら



『そぅ(笑)?今、流行ってるのよ?(^-^)フフ♪』




だなんて隠して返すママだったね。







本当に本当にいつもいつもごめんね。






本当に本当にいつもありがとう。






生まれてくれて。




生きててくれて。




出会ってくれて。




今のオイラを生んでくれて。






ありがとう。







またね。









ママが言う使命ってやつをまっとうします。










これを読むみんなへ。



どーかいつまでもママの事を知り、忘れないでほしいです。



ママと離れた事より、ここに集まる仲間の心からママが離れる事のほうが寂しく思います。



愚痴も文句も人の文句を絶っっっ対に言わないで最後まで笑って戦ったママでした。



今、ここにいるオイラも、ここのブログもママがいたからです。







そして明日から、いや次から、いや、この瞬間からまた元気にバカやります。






多分それがあの人が言う使命の1つだと思うから。








出会った人の瞬間瞬間を悔いの残さないように走り続けます。







スゲーママから生まれたバカ息子より。

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