二死満塁
~10年前~
『テンメぇー!!』
とヤンキー軍団の鬼山にキリ(元1番・センター・現宅配業)が殴りかかると
『やめろっ!!』
と襲いかかろうとするキリを、後ろから羽交い締めにして止める、浩一(元8番サード・現警視庁)。
鬼山
『あ?来いよ。』
横でうずくまっていた宗男(元9番ライト・現ニート)が
『ぅぅ‥だ、大丈夫だから、に、逃げよう。』
キリが浩一を振り切り、両手で鬼山の胸ぐらを掴む
『俺達はなぁ、今しかねんだよ。テメぇらみてぇなクソヤローの暇つぶしに付き合ってらんねんだよ!』
鬼山の手下が
『ああ!?』
周りの住民がザワザワ集まってくる様子を見て浩一
『やめろ逃げるぞ!!』
すると巡回中の警察官2人が気付き走ってくる。
警察官
『待ちなさい!!』
《横須賀警察署》
座っている、キリ、浩一、宗男
警察が浩一に
『君、山本さんの息子さんみたいだね。お父さんにはお世話になってるんだよー。くれぐれもよろしくね。』
浩一
『‥はぃ。』
警察官
『まぁ今回は君達に非がないみたいだし、今後も気を付けるんだよ。甲子園見るよ(笑)頑張ってね』
警察官の1人が入り
『鬼山君が謝りたいって。』
鬼山が入ってくる。
鬼山
『‥さっきはごめんな。』
とキリ、宗男、浩一と握手する鬼山。
帰り際に浩一とドンっ!とぶつかり
鬼山
『ぁワリ。』
とニヤっと帰る。
警察官
『じゃ‥一応荷物だけ調べて後は帰っていいから。』
キリ
『何も入ってねーよ。』
と、しぶしぶカバンを渡し浩一もカバンを準備して中を覗くとタバコが入っていた。
浩一
『!?』
浩一
『‥』
浩一
『‥ハァハァ』
浩一、思わず慌てて隣の宗男のカバンのサイドポケットに入れ落とす。
キリ、浩一、が終わり宗男がカバンを渡すと
警察官
『!?‥君‥これ何?』
とタバコを持ち上げる
宗男
『え‥は?なんで!?いや‥そんな‥ぼ、僕』
ニュース、地元新聞、スポーツ誌、一面
『横須賀高校、生徒喫煙・出場辞退!!』
『さよならミラクルナイン』
などなど。
たくさんの報道陣の前で頭を下げるげんさんや、校長達。
地元中に避難されまくるナイン。
家や部室に嫌がらせや落書きされるナイン。
記者のインタビューに笑顔で答える一般生徒。
駅前や学校の横断幕を下ろす後援会やOB会。
誰もいないグラウンド。
《野球部の部室》
うつむいたまま集まっているナイン。
宗男
『ご、ごめん。ご、ごめん』と泣いている。
周助(元4番ピッチャー現水道局勤務)
『謝んな。余計ムカついてくる。お前がやってない事くらいみんな分かってるから。』
にくまん(元5番ファースト・現酒屋)
『‥そうだよ。』
ゴンザ(元3番ショート・現ラッパー)
『ドンウォーリーネ。』
宗男
『うん。。ごめん。ぁ‥』
キリ
『だから‥だから謝んじゃねーよっ!!』
と宗男にグローブを投げつける
『キリ!!』と止める周助にキリが
キリ
『お前はいいよな。もうプロも見に来てるし、大学・社会人も選びたい放題でよ。』
周助
『あ?』
にくまん
『ちょっと!!』
キリがイスを蹴り上げ部室を出て行く
ナベ(元7番レフト・現パチプロ)
『どこ行くんだよ?』
キリ
『呼び出しくらってんだよ!』
まーしー(元6番キャッチャー・現IT会社社長)
『あ、俺もだ。』
浩一
『‥』
みんな
『‥』
周助がフーっと息を吐き立ち上がると、にくまんが
『周ちゃんも呼び出し?』
周助
『いや、鬼ヶ島に鬼退治。やられたらやり返せって教わったべ?』
と出ていく。
ナベ
『俺も連れてけワン。』
と落ちてるバットを持ち続いて出ていく。
はかせ
『猿も行くキー(笑)』
とニヤリとして首を回しながら、はかせも部室を出ていく。
にくまん
『じゃ‥俺も行くブー。』
と3人に続いて出ていくにくまん。
ゴンザ
『途中カラ‥西遊記ニナッタネ‥。』
まだ泣いている宗男。
微動だにしない浩一。
『‥。』
『テンメぇー!!』
とヤンキー軍団の鬼山にキリ(元1番・センター・現宅配業)が殴りかかると
『やめろっ!!』
と襲いかかろうとするキリを、後ろから羽交い締めにして止める、浩一(元8番サード・現警視庁)。
鬼山
『あ?来いよ。』
横でうずくまっていた宗男(元9番ライト・現ニート)が
『ぅぅ‥だ、大丈夫だから、に、逃げよう。』
キリが浩一を振り切り、両手で鬼山の胸ぐらを掴む
『俺達はなぁ、今しかねんだよ。テメぇらみてぇなクソヤローの暇つぶしに付き合ってらんねんだよ!』
鬼山の手下が
『ああ!?』
周りの住民がザワザワ集まってくる様子を見て浩一
『やめろ逃げるぞ!!』
すると巡回中の警察官2人が気付き走ってくる。
警察官
『待ちなさい!!』
《横須賀警察署》
座っている、キリ、浩一、宗男
警察が浩一に
『君、山本さんの息子さんみたいだね。お父さんにはお世話になってるんだよー。くれぐれもよろしくね。』
浩一
『‥はぃ。』
警察官
『まぁ今回は君達に非がないみたいだし、今後も気を付けるんだよ。甲子園見るよ(笑)頑張ってね』
警察官の1人が入り
『鬼山君が謝りたいって。』
鬼山が入ってくる。
鬼山
『‥さっきはごめんな。』
とキリ、宗男、浩一と握手する鬼山。
帰り際に浩一とドンっ!とぶつかり
鬼山
『ぁワリ。』
とニヤっと帰る。
警察官
『じゃ‥一応荷物だけ調べて後は帰っていいから。』
キリ
『何も入ってねーよ。』
と、しぶしぶカバンを渡し浩一もカバンを準備して中を覗くとタバコが入っていた。
浩一
『!?』
浩一
『‥』
浩一
『‥ハァハァ』
浩一、思わず慌てて隣の宗男のカバンのサイドポケットに入れ落とす。
キリ、浩一、が終わり宗男がカバンを渡すと
警察官
『!?‥君‥これ何?』
とタバコを持ち上げる
宗男
『え‥は?なんで!?いや‥そんな‥ぼ、僕』
ニュース、地元新聞、スポーツ誌、一面
『横須賀高校、生徒喫煙・出場辞退!!』
『さよならミラクルナイン』
などなど。
たくさんの報道陣の前で頭を下げるげんさんや、校長達。
地元中に避難されまくるナイン。
家や部室に嫌がらせや落書きされるナイン。
記者のインタビューに笑顔で答える一般生徒。
駅前や学校の横断幕を下ろす後援会やOB会。
誰もいないグラウンド。
《野球部の部室》
うつむいたまま集まっているナイン。
宗男
『ご、ごめん。ご、ごめん』と泣いている。
周助(元4番ピッチャー現水道局勤務)
『謝んな。余計ムカついてくる。お前がやってない事くらいみんな分かってるから。』
にくまん(元5番ファースト・現酒屋)
『‥そうだよ。』
ゴンザ(元3番ショート・現ラッパー)
『ドンウォーリーネ。』
宗男
『うん。。ごめん。ぁ‥』
キリ
『だから‥だから謝んじゃねーよっ!!』
と宗男にグローブを投げつける
『キリ!!』と止める周助にキリが
キリ
『お前はいいよな。もうプロも見に来てるし、大学・社会人も選びたい放題でよ。』
周助
『あ?』
にくまん
『ちょっと!!』
キリがイスを蹴り上げ部室を出て行く
ナベ(元7番レフト・現パチプロ)
『どこ行くんだよ?』
キリ
『呼び出しくらってんだよ!』
まーしー(元6番キャッチャー・現IT会社社長)
『あ、俺もだ。』
浩一
『‥』
みんな
『‥』
周助がフーっと息を吐き立ち上がると、にくまんが
『周ちゃんも呼び出し?』
周助
『いや、鬼ヶ島に鬼退治。やられたらやり返せって教わったべ?』
と出ていく。
ナベ
『俺も連れてけワン。』
と落ちてるバットを持ち続いて出ていく。
はかせ
『猿も行くキー(笑)』
とニヤリとして首を回しながら、はかせも部室を出ていく。
にくまん
『じゃ‥俺も行くブー。』
と3人に続いて出ていくにくまん。
ゴンザ
『途中カラ‥西遊記ニナッタネ‥。』
まだ泣いている宗男。
微動だにしない浩一。
『‥。』
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